
「ここで良かった」に継げる看護
鮫島看護師長
当院には、人生の大切な最期の時間を穏やかに過ごされるために、多くの方が入院されています。
言葉での意思表示が難しい方も少なくありませんが、お一人おひとりが歩んでこられた人生の物語に敬意を払うことを、私たちは何よりも大切にしています。
日々のケアでは、患者さんの小さな表情の変化や仕草から、言葉にならない思いを丁寧に汲み取る観察力が求められます。
患者さんとじっくり向き合い、心に寄り添う看護。
それは、忙しい急性期病院とはまた違った、深いやりがいと学びを与えてくれます。
温かい雰囲気の中、多職種が連携し、患者さんやご家族にとって「ここで良かった」と感じていただけるような、穏やかで尊厳のあるケアを目指しています。
入浴や整容といった日常の一つひとつを丁寧に行い、心身ともに心地よく過ごしていただける環境づくりを心がけています。
患者さんの人生に寄り添い、その人らしさを尊重する看護に、共に心を尽くしていきたいと考えております。